大学生でも簡単!二級小型船舶免許の取り方/静岡・清水

大学生でも簡単!二級小型船舶免許の取り方/静岡・清水

大学生でも簡単!二級小型船舶免許の取り方/静岡・清水

大学生となり、そろそろ船舶免許が欲しいと思い、二級小型船舶免許を取ってきました。

勉強が苦手な私でも簡単に取ることができたので、「これから船舶免許を取りたい」という方に向けて、

学科講習・実技講習から試験に至るまで、また、私自身が感じたことや重要だと思ったことなども含めて説明します。

 

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小型船舶免許とは

そもそも、小型船舶免許には3種類あります。

資格航行水域船の大きさなど取得可能年齢
一級小型船舶操縦士すべての水域総トン数20トン未満
プレジャーボートは24m未満
満18歳以上
二級小型船舶操縦士沿岸から5海里(9.26km)以内総トン数20トン未満
プレジャーボートは24m未満
満16歳以上
特殊小型船舶操縦士沿岸から2海里以内水上オートバイ、満16歳以上

※プレジャーボートとは、海洋レジャーに使われる船艇の総称。ヨット、モーターボート、水上オートバイなどのこと。

※1海里=1852m

⚠一級/二級船舶免許を持っていても水上バイクには乗れません。

釣りやマリンレジャーを楽しみたい方は二級船舶免許があれば十分だそうです。

私が取得した二級船舶免許のことについて詳しく説明していきたいと思います。

 

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申し込み方法・手続きの流れ

今回【スルガマリンサービス】(ホームページはこちら>>)を利用させていただきました。

申込みの手順は

Webサイトでスルガマリンサービスと検索

免許取得コースを選択

講習日を選択して必要書類を揃える

スルガマリンサービスの各営業所へ直接行って申し込むor郵送で申し込む

講習料を払う

学科・実技講習受講

学科・実技試験受験

合格発表

小型船舶免許証作成・発行

小型船舶免許証受け渡し

となっています。

必要書類の揃え方はこちら>>

 

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日程・料金

いきなりですが、皆さんは、船舶免許は何日で取れると思いますか?

私も実際に調べてみるまで知らなかったんですけど、

二級の場合、なんと、3日で取れるんです!(スルガマリンサービスの場合)

こんなに早く取れるとは思っていなかったです。

1日目:学科講習
2日目:実技講習
3日目:学科・実技試験

となっています。なお、1日目と2日目の間隔は3週間ほど空いていて、

実技講習を受けた次の日に学科・実技試験でした。

気になるお値段は、95,000円(税込)です。

しかし、私は大学生で学割が使えたので、79,000円(税込)でした。

こうやってみると、絶対に学生の内に取っておいたほうがいいですね。

 

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学科講習

会場:清水マリンビル
スケジュール9:00集合・学科試験内容説明
9:10講習開始
休憩は随時取ってくれます。
昼休憩は1時間ほどです。
17:00終了
持ち物筆記用具・昼食(近くのコンビニに買いに行ってもいいようです)

私は、集合時間の10分前に会場に到着しましたが全然大丈夫でした。

講習の進み度合いにより、終了時間は多少前後しますが、だいだい予定通りに進みます。

教科書・問題集は配布されます。

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講習では主に、講師の方が教科書を使って試験によく出る重要なポイントなどを教えてくれます。

とりあえず講師の方が大事だとおっしゃった箇所はすべてマーカーで色を付けておく

(問題集を解いていると分かりますが、この中からかなり問題に出てきます。)

最初は、学校みたいなガチガチな感じの講習なのかなと思ってましたが、そんなことは一切なく、

少し気を緩めても大丈夫な感じで、比較的リラックスした状態で講習を受けることができました。

スマホの持ち込みは可です。

ただし、当たり前ですが、講習中にはマナーモードにしておき、休憩時間やお昼休みの時間だけ使用するようにしましょう。

これは自分に関係ない話だと思ってあまり聞いてなかったんですけど、たしか喫煙スペースもあったはずです…

 

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実技講習

会場:清水マリーナ
スケジュール9:00集合・実技試験内容説明
9:10講習開始
休憩は随時取ってくれます。
昼休憩は1時間ほどです。
17:00終了
持ち物筆記用具・昼食(近くコンビニに買いに行ってもいいようです)

「実技講習って何するの?」と思う方もいるかも知れませんが、実際に船に乗って操縦します。

私も「最初からいきなり運転するん??」と驚きました。

もちろん、講師の方の見本を見た後にですけどね。

でも、実際に自分で船を操縦してみると気持ちよかったです。

教習艇に椅子が4つあったので、講師1人と受講者3人が乗船しました。

飲み物などの持ち込みは可です。

自家用車で来られた方は、乗船時に不必要な荷物は自分の車に中に入れておけばいいです。

自転車や徒歩で来られ方の荷物は、他の講師の方が安全な場所で保管してくれるので心配ありません。

実技講習では、実技試験と同じことを同じ流れで行います。

係留中:点検・結索等

操縦装置の確認

発進

直進

停止

後進

変針(旋回)

方位測定

蛇行(連続旋回)

人命救助

避航操船

着岸・係留

解らん・離岸

これが一連の流れになります。(結索とは、紐やロープを使って結び目を作ったり、ものを結びつけたりすることです。)

私が難しいと思ったのは、人命救助着岸・係留です。

人命救助では、講師の方が溺れている人に見立てたブイを海に投げ込みます。

船をうまく操縦してブイを回収しなければなりません。

これは、船位の微調整が必要だったので難しく感じました。

実際に、同じ受講生で講習中に何度かやり直しをした方もいました。

試験のときも2回までなら挑戦できるようです。

着岸・係留では、船と桟橋の角度を意識しつつ、これも微調整が必要です。

ブレーキのない船を操縦するのは本当に難しいです。

また、船を桟橋の横にうまく着けたからと油断はできません。

係留、続けて解らん・離岸までやって終了だからです。

講師の見本を見た後に、受講者は各項目それぞれ3回ほどは必ず行うので、ほとんどその日の内に覚えられます。

何より実技でいちばん大切なのは、

  • 常に適切な見張りを行い、周囲の状況や自船の状態を把握しておくこと。
  • 発進・停止、増減速、変針など、今までと異なる動作をする前に周囲の安全確認を行うこと。
  • 発進・後進・離岸の際は船尾(プロペラ)付近に行き、人や障害物がないか、船尾(プロペラ)付近が見える位置まで移動して安全を確認すること

周囲の安全確認とは、360度周囲を見渡し、他船や障害物がないか安全を確認することです。

 

試験内容・対策

まず、船舶免許を取得するためには、学科・実技試験の両方に合格する必要があります。

また、それぞれ合格基準点が定められており、それを上回る必要があります。

試験は国家試験となりますので、スルガマリンサービスの方ではなく、

日本海洋レジャーの方が試験官となります。

スルガマリンサービスの方は応援に来てくださいます。

頼りにしていたので、なかなか心強かったです。

学科試験について

試験時間は70分。

小型船舶操縦者の
心得及び遵守事項
交通の方法運航
科目別配点120点140点240点
配点合計一般科目 500点
合格基準(全て満たすこと)12問中6問以上14問中7問以上24問中12問以上
一般科目      50問中33問以上

基本的には教科書を参考にしながら、問題集をどんどん解いていくだけで合格点は取れると思います。

問題集には大問1ごとに約20問、大問が50個あるので、合計約1000問あることになり、問題は全て4択問題となっています。

4択とはいえ、けっこうボリュームがあるので計画的に勉強を進めていく必要があります。

問題の中には、勉強しなくても解けるような常識問題や、明らかに間違っている選択肢があるなど、比較的簡単な問題もあります。

逆に、しっかり選択肢を読まないといけない問題や、暗記しておかないと解けない問題もあるので注意が必要です。

私の勉強方法として、一周目はとりあえず一通り解いてみて、間違った問題は教科書を見ながら何が間違っていたのかを復習しました。

二周目はもう一回間違った問題を意識しつつ、もう一回一通り解きました。

これで、大体の問題は正解できるようになったので、あとは、心配な問題だけ復習するというのを行いました。

私はこの勉強方法で、実際の学科試験でほぼ満点を取ったので大丈夫だと思います。

学科試験の勉強のコツはひたすら何回も問題を解いて復習することです。

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(参考までに私が実際に勉強したノートです。字の汚さは気にしないでください…)

実技試験について

受験者1人に対して約30分。

小型船舶の取り扱い基本操縦応用操縦合計
 科目別配点60点120点120点300点

※合格基準:試験科目別の成績が配点の60%以上かつ、成績の合計が配点合計の70%以上であること。

実技試験は、実技講習と同じで

係留中:点検・結索等

操縦装置の確認

発進

直進

停止

後進

変針(旋回)

方位測定

蛇行(連続旋回)

人命救助

避航操船

着岸・係留

解らん・離岸

という流れになります。

試験管1人と受験者3人の乗船となり、試験は公平を保つために各項目で最初に行う人はランダムになります。

先程も言いましたが、

  • 常に適切な見張りを行い、周囲の状況や自船の状態を把握しておくこと。
  • 発進・停止、増減速、変針など、今までと異なる動作をする前に周囲の安全確認を行うこと。
  • 発進・後進・離岸の際は船尾(プロペラ)付近に行き、人や障害物がないか、船尾(プロペラ)付近が見える位置まで移動して安全を確認すること

を意識することがかなり重要となります。

実技試験は減点方式で行われ、安全確認の配点がかなり大きいからです。

試験中は当然緊張しますが、ゆっくり落ち着いてやれば全く問題ないです。

早く作業ができたからといって加点があるわけでもないからです。

私の勉強方法として、家でできることなので限られますが、講習で習ったことを思い出して、一連の流れを復習したり、教科書を少し参考にしたりしました。

講習の際にロープをもらえたので、結索の練習もしました。

あとかなり参考になるのは、YouTubeです。

「船舶免許の取り方」と調べると詳しく解説してくれている動画があるので参考にするのもいいと思います。

一番いいのは、実技講習のときにしっかり覚えて帰ってくることですね。

 

合格発表・再試験

合格発表はそれぞれ定められた日に日本海洋レジャーのホームページで確認ができます。

学科試験・実技試験の各ページ2つともに自分の受験番号があれば合格になります。

もし、不合格の場合は落ちた試験のみ2年以内に受け直すことができ、

学科再試験料 ¥11,100(一級)・¥7,050(二級)

実技再試験料 ¥22,400(一級・二級とも同じ)

試験当日受験できなくなった場合は、再申請料(試験キャンセル)¥6,950

となります。

⚠試験会場及びマリーナでは合否の確認ができません。

免許証は合格発表日から7〜10日後に出来上がり、「免許証を取りに来てください」と電話がかかってきます。

そして、直接スルガマリンサービスの各営業所に取りに行きます。

 

まとめ

以上が、申込みから免許証の受け渡しまでの流れになります。

今回、船舶免許をこれから取りたいと言う方に向けて、できるだけ分かりやすく細かいことまでまとめました。

少しでも参考になれば幸いです。

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